
25日都内で開かれた会議には養鶏農家や食品メーカーの関係者が出席し、向こう1年間の卵の価格の見通しなどについて意見を交わしました。
卵の価格はことし初めにかけて発生した鳥インフルエンザの影響でニワトリが不足していることから高値が続いています。
卵の卸売価格の目安となる「JA全農たまご」の東京地区の平均価格は先月、Mサイズ1キロあたり310円と前の年の同じ月よりおよそ42%値上がりしました。
会議ではことしの年末にかけてクリスマスケーキやおでん向けなどの需要が高まり、供給に不足感が出るとして、卵の価格は高止まりした状態で推移するという見方が示されました。
一方、来年の年明けから春にかけてはニワトリの数が回復し、卵の生産量が増えるため、価格は次第に落ち着いていくと見ています。
ただ、鳥インフルエンザの発生状況によっては再び需給がひっ迫するおそれもあることから今後の状況を注意深く見ていく必要があるとしています。
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