
経済同友会の岩井睦雄筆頭副代表幹事は25日の定例記者会見で、活動自粛中の新浪剛史代表幹事の進退について月内に結論を出し、「公表すべき内容が固まれば、速やかに知らせたい」と述べた。
新浪氏はサプリメントを巡って警察の捜査を受け、9月1日にサントリーホールディングス会長を辞任した。代表幹事としての進退は「同友会に委ねる」としていた。
同友会は11日に会員倫理審査会を設置し、これまで4回開催。新浪氏へのヒアリングも実施している。代表幹事としての資格や資質について審査会で整理した後、最終的に理事会が新浪氏の処遇や処分の内容を判断するという。
経済3団体の一つである同友会は、企業の経営層が個人で加入する。既にサントリーを辞めた新浪氏が団体の長としてふさわしいか、会員約1700人を対象に実施したアンケートでの意見も参考にしながら考えていく方針。
サプリメントについて警察の捜査は継続中だが岩井氏は「捜査が完全に終わらなければ、何も判断できないということはない」と述べ、結論を急ぐ考えを示した。【加藤美穂子】
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