米アップルは26日、直営店「アップル銀座」(東京都中央区)を再オープンした。同店は米国外初のアップルストアとして2003年11月に開店した「特別な思い入れのある店舗」(クック最高経営責任者=CEO)。22年から入居ビル建て替えのため近隣のビルで営業していたが、3年ぶりに元の場所に戻った。
オープニングセレモニーには、クック氏がサプライズ登場。開店前から多くのアップルファンが長蛇の列をつくっており、辺りは一時騒然となった。カウントダウンの後、クック氏自らがドアを開け、ハイタッチでファンを出迎えた。
前日午後から並び、クック氏の出迎えを受けた横浜市の40代男性会社員は、「私は(死去した創業者の)ジョブズファンだが、クックさんに会えてうれしかった」と話した。男性は03年の開店時にも列に加わったといい、「当時を思い出し、感傷的な気持ちになった。これからも面白いものを作ってほしい」と語った。
新店はビルの1階から4階に入居。タブレット型端末「iPad(アイパッド)」やパソコン「Mac(マック)」などアップルの全製品ラインアップを実際に見た上で購入できるほか、機器の修理にも対応する。
米アップル直営店「アップル銀座」の再オープンを喜ぶティム・クック最高経営責任者(CEO、中央)=26日午前、東京都中央区
米アップル直営店「アップル銀座」に並ぶ人たち=26日午前、東京都中央区
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