
ホンダは26日、人気ゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」に登場するキャラクター「コライドン」を実物大で再現した二輪で初の有人走行を披露した。二輪車レースの最高峰「MotoGP(モトGP)」の日本グランプリ開催に合わせたイベントだ。一般来場者向けにコライドンにまたがる体験も実施した。
開発に携わったホンダ社員2人が入れ替わりで約10分間、時速4キロメートルほどで操作した。8月に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で遠隔操作で実施した無人走行とは異なり、運転手が操作した。転倒防止のための補助輪も取り外した。
ホンダのグループ会社が運営するテーマパーク「モビリティリゾートもてぎ」の敷地内にあるバイクや自動車などを展示する博物館「ホンダコレクションホール」の敷地内で実施した。有人走行のお披露目とまたがり体験はモトGP会期中の27,28日にも実施する。
コライドン二輪にはホンダの技術が詰め込まれている。2022年に引退したヒト型ロボット「アシモ」で培ったバランス制御技術を応用し、自律走行を導入した。4本脚には滑らかに動くアシモの関節技術も取り入れた。
今後も同車両を活用したイベントを計画する。10月下旬に開幕する「ジャパンモビリティショー2025」ではコライドンの対になるキャラクターでトヨタ自動車が開発した「ミライドン」の実物大模型と並べての展示を予定している。
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