太平洋セメントは、システム開発などを手掛けるパシフィックシステムに対するTOB(株式公開買い付け)が成立したと25日発表した。スクイーズアウト(強制買い取り)などの手続きを経て、年内にもパシフィックシステムは上場廃止となる見込み。
8月12日から9月24日まで実施し、買い付け予定数の下限(1万4400株)を上回る47万8940株の応募があった。太平洋セメントは総額約34億円をかけて完全子会社化する。
パシフィックシステムは製造業向けに業務管理システムの開発を手掛けている。人手不足が深刻化する中で、工場の生産や出荷管理などの業務をデジタル化し効率向上などを見込む。
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