九州電力は28日、玄海原子力発電所4号機(佐賀県玄海町)の運転再開を延期すると発表した。定期検査で主蒸気系統の検査に使用する弁に不具合を確認したため点検作業を続ける。玄海原発4号機は30日に原子炉を起動して10月2日に発電を再開し、28日に通常運転に復帰する予定だった。

延期後の運転再開に関する日程は未定という。玄海原発4号機の出力は118万キロワット。7月27日から定期検査に入っていた。

九電は7月に通常運転に復帰した玄海原発3号機でも、主蒸気系統の検査に使う弁で漏れを確認し運転再開を延期した。4号機の検査では3号機のトラブルを受けて一部の検査工程を見直した。

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