長野県信用組合は29日、二酸化炭素(CO2)排出削減の達成状況に応じて貸出金利を優遇する「サステナビリティ・リンク・ローン」(SLL)を実行したと発表した。25日から取り扱いを始めた、同信組独自の枠組みによるSLLの第1号融資案件となる。同信組によると、信用組合が単独で枠組みを設けてSLLを実行するのは全国で初めてだという。
電気機器の部品製造などを手掛ける芳沢スクリーン(長野県茅野市)に、運転資金として融資した。融資金額は非公表としている。2026年8月期から31年8月期まで、25年8月期のCO2排出量に比べ毎期4.2%ずつ削減することをSPT(達成目標)とする。達成すれば金利を引き下げることにしている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。