
29日、サントリーが2026年10月の酒税法改正に合わせて、第3のビール「金麦」をビールに切り替えると発表しました。これにより、金麦は麦芽比率をビールと同じ水準に引き上げつつ、価格は発泡酒と同じくらいに抑える方針です。ビール系飲料の税金も統一され、今後はビールと発泡酒の2種類だけになります。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「金麦のビール化と酒税法改正」を解説します。
Q 「金麦」ってどんな飲み物なの?
A 「金麦」は、サントリーが2007年に発売した第3のビールで、発泡酒に麦原料スピリッツを加えています。
Q どうしてビールに変わるの?
A 2026年10日の酒税法改正で、ビール系飲料の税金が統一されるため、金麦も麦芽比率を上げてビールに切り替えることになりました。
Q 麦芽比率が上がるとどうなるの?
A 麦芽比率がビールの要件である50%以上になることで、金麦はより本格的な味わいに近づき、飲みごたえが強くなります。
Q 価格はどうなるのかな。
A 金麦はビールの扱いになりますが、価格はこれまで通り発泡酒と同じくらいに抑える予定です。
Q 税金はどれくらい変わるの?
A 26年から350ミリリットル缶の酒税額は54・25円に統一され、ビールは約9円安く、発泡酒は約7円高くなります。
Q サントリーの人は何て言っているの?
A サントリーの多田寅ビール・RTD本部長は「価格と価値のバランスが悪いのではという反省がある。ビール化で価格以上に納得できる価値を付け、(低価格帯の)ニーズにしっかり応えていきたい」と話しています。
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