
楽天モバイルは30日、主力のデータ容量の無制限プランについて値上げしない方針を表明した。30日に都内で開いた記者向けの事業説明会で三木谷浩史会長が公表した。大手キャリアが実質的な値上げを相次いで表明する中、据え置きで契約数拡大を狙う。
説明会で三木谷会長は「円安や人手不足もあり残念ながら通信費は上がっているが、楽天は低価格・無制限を継続する」と強調。ハードウエアではなくソフトウエアをベースに運用する通信ネットワークや人工知能(AI)の活用で、電力消費や通信機器の調達コストを削減するなどし、価格の据え置きを実現すると説明した。
動画配信大手U-NEXTのコンテンツが見放題になる新たなプランも10月1日に始める。料金は従来の無制限プランより1100円高い月額4378円で、2026年1月末までは3278円で提供する。楽天モバイルはU-NEXTと業務提携に向けた基本合意契約を締結しており、エンタメとの連携を通じて契約数を伸ばす狙いだ。
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