
中日本高速道路(NEXCO中日本)は1日、日本道路公団の分割民営化による会社発足から20年を迎えたことを記念し式典を開いた。挨拶に登壇した縄田正社長は2012年の笹子トンネル天井板崩落事故に言及し「二度とそのようなことを起こさない深い反省と決意を胸に刻む」と強調。「教訓を風化させることなく、高速道路の安全性向上という永遠の課題に全力で取り組む」と語った。
経営面では会社創立以降、新東名高速、新名神高速の整備が進み交通量が増加したことを説明。「リニューアル工事などネットワークの強化、信頼性向上にも努めてきた」と話した。観光促進に向けた周遊パスの販売や物流事業者向けの中継輸送拠点の運営など「民間のノウハウを発揮している」と述べた。
式典は名古屋市の本社で開き、約120人の社員らが参加した。縄田氏の挨拶後は全員で安全性向上にむけた行動指針を唱和した。
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