久原醬油は「北海道コンソメ」を開発した(19日、福岡市)

久原本家グループ(福岡県久山町)傘下の久原醬油(同)は19日、北海道地盤のブランド「北海道くばら」からコンソメの新商品を発売すると発表した。同社がコンソメの商品を発売するのは初めて。手軽に使えるスープ状の商品で子育て世代などに顧客層を広げる。

液体状のコンソメだし「北海道コンソメ」(486円)を売り出す。久原醬油の看板商品をつくろうと約3年かけて開発した。北海道産のタマネギやトウモロコシ、昆布を使用し、コクのある味わいに仕立てた。9月から全国の食品スーパーで販売する。

コンソメは固形や顆粒(かりゅう)の商品が主流で、液体状のものは珍しい。久原醬油の浜中克己副社長執行役員は「和風だしが中心の久原の顧客は50〜60代が多い。手軽な液体状のコンソメ商品で子育て世代など30〜40代にも顧客層を広げたい」と話した。

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