明治の栄養指標で評価したチーズと牛乳(19日、東京都中央区)

明治ホールディングス(HD)の食品子会社の明治は子供の発育や発達に必要な栄養成分を分析して自社の食品ごとに数値化する独自の栄養指標を開発した。成人向けの栄養指標は以前に開発していたが、子供向けは日本で初めてという。今後社内の新商品の開発や改良に活用し、より栄養価値の高い商品の提供につなげる。

明治は3〜5歳向けの「幼児向け Meiji NPS」と6〜11歳向けの「小児向け Meiji NPS」を開発した。たんぱく質や食物繊維を「摂取を推奨する栄養成分」、飽和脂肪酸や糖類を「摂取を制限すべき栄養成分」とし、チーズや牛乳など食品に入っているそれぞれの栄養成分の量を計算して0.5〜5点の10段階でスコア化する。

幼児と小児向けの栄養指標は、明治が以前開発した成人向けの栄養指標と同じ栄養成分を対象にするが、それぞれの量は幼児と小児に合わせて設計した。今後、開発した指標を使って明治のほとんどの商品の栄養価値を数値化するという。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。