
冷凍食品メーカーのヤマゲン(津市)は冷凍たこ焼きを増産する。新たな包装ラインを導入して生産効率を高め、国内小売りに供給する。米国への輸出を拡大するため、食の国際規格の取得も目指す。たこ焼きは米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が言及して話題となっている。2025年5月期に約12億円だった売上高を、5年後をメドに50億円まで引き上げる。
冷凍たこ焼きは原材料に三重県産キャベツや同ネギを使っている。同社の事業拡大は三重県産農産物の需要拡大にもつながる。
冷凍たこ焼きを本社工場(津市)で日量50万個と25%増産する。早ければ年内にも包装ラインなどを導入し生産効率を高める。投資額は約3000万円。庄山友昭社長は「国内小売り2社に25年内にもOEM(相手先ブランドによる生産)で冷凍たこ焼きを供給する」と話した。
米国への輸出拡大に向け、国際食品安全イニシアチブ(GFSI)によって承認された食品安全管理の国際規格「FSSC22000」認証の取得を目指す。現地の小売りで販売するために必要だという。
庄山社長は「米国ではスナック菓子のような感覚でたこ焼きが食べられている」と話す。健康志向の高まりもタコの需要拡大につながっているという。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。