京都市立芸術大学の学生がデザインした月桂冠のラベル

月桂冠(京都市)は2日、京都市立芸術大学の学生がラベルをデザインした日本酒を数量限定で販売すると発表した。15日から京都駅ビル芸術祭に出店する。参加学生の1人、井芹なつみさんは「月桂冠という商品名から、月から滴が流れて酒が造られるイメージでデザインした」と話した。

京都市立芸術大学と月桂冠、SCREENホールディングスの産学連携で実現した。美術学部デザイン科の3年生13人が、月桂冠の酒造りやSCREENのデジタル印刷技術を学び、「エボリューション」をテーマにそれぞれ制作した。SCREENがラベルを印刷し、月桂冠の工場で酒瓶に貼り付けられた。

京都市立芸術大の学生13人がそれぞれ日本酒ラベルをデザインした(2日、京都市)

ピンク色の華やかなデザインや、金色に光る特殊加工などが目を引く。月桂冠の大倉泰治副社長は「日本酒が非日常の特別な飲み物に変化する中、パッケージデザインは重要だ。若い学生に日本酒に向き合ってもらえてうれしい」と話した。

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