債券市場では、日本国債が売られて価格が下がると、長期金利が上昇するという関係になっています。
19日の債券市場では国債を売る動きが強まり、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りは、一時、1.6%まで上昇し、先月以来、およそ1か月ぶりの水準となりました。
これはアメリカの関税措置をめぐる不透明感が後退し、日銀が利上げできる環境が整ってきているという見方が、投資家の間で広がったことなどが背景にあります。
市場関係者は「日銀が年内に利上げを行うとの観測が強まり、きょう行われた20年ものの入札も低調に終わった。市場では、利上げに備える動きが強まっている」と話しています。
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