東武バス日光が運行する路線バス

東武バス日光は日光地域の路線バスで、公共交通の乗り降りが自由となるフリーパスのQRコード認証と、クレジットカードを用いた決済を10月から導入した。インバウンド(訪日外国人)などのニーズに応えた。

同社はこれまで、乗務員がパスの有効期間や期限を手動で確認していた。今後は乗客がパスのQRコードを表示し、車内の端末にかざすことで、より簡単に確認できるようになる。QR認証の導入で乗降がスムーズになり、ダイヤの遅れを減らせるなど、移動の利便性が高まると見込む。

以前は交通系ICしか使えなかったキャッシュレス決済の幅も広げた。Visa、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレスなど7種類のクレジットカードブランドに対応するようにした。カードやカード情報の入ったスマートフォンを車内端末にタッチすることで、運賃の支払いができる。現金についても、1万円札や5000円札など高額紙幣を使えようにする。

東武バス日光の担当者は「バスの利便性を向上させ、マイカーから公共交通への転換促進を図りたい」と述べた。

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