
川崎重工業傘下のカワサキグリーンエナジー(神戸市)はごみ焼却による発電を利用して電力の地産地消を目指す事業を始めた。1日から東京都小平市のごみ処理施設で発電した電気を近隣の自治体庁舎などに供給し始めた。年間3760トンの二酸化炭素(CO2)削減につながるという。
カワサキグリーンエナジーが小平市などのごみ処理施設運営などを手掛ける「小平・村山・大和衛生組合」から事業を受託した。小平市で建て替えを進めるごみ焼却施設で電気を発電して庁舎や小中学校に供給する。発電出力は6000キロワット。
川崎重工はごみ焼却所の廃熱を温水プールなどに利用する施設などを多く手掛けてきた。発電や電力小売りにもそうした知見を応用する。同様の取り組みは全国でも珍しく、今後ほかの地域にも拡大したい考えだ。
【関連記事】
- ・川崎重工と三井E&S、アンモニア燃料推進運搬船の基本設計承認取得
- ・川崎重工、トヨタ、ダイムラーなど水素供給網構築で協業
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。