記者会見するダイセキ環境ソリューションの山本浩也社長㊨(2日)

廃棄物処理大手ダイセキが2日発表した2025年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比3%減の47億円だった。原材料費や労務費の上昇が引き続き重荷となったほか、前期の事業所新設に伴う補助金収入の反動減が響いた。賞与の支給時期変更による一時的なコストも計上した。

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売上高は10%増の361億円で過去最高だった。廃棄物を焼却処理している企業がリサイクルに移行する事例が増え、顧客開拓が進んだ。土壌汚染処理を手掛ける子会社ダイセキ環境ソリューションの売り上げも関東、関西で好調だった。

ダイセキは同日、300万株の自己株式を14日に消却すると発表した。消却前の発行済み株式総数の5.88%に相当する。

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