稲刈りをする岩塚製菓の槙会長㊧と同社の新入社員(2日、新潟県長岡市)

岩塚製菓は2日、地元の農業法人ファームリンクル(新潟県長岡市)やJAえちご中越(同)と協力しながら栽培していた自然栽培のコシヒカリを収穫した。コメの価格高騰が注目されているなか、国内の生産現場では高齢化などを理由に離農する農業者が増えている。岩塚製菓は原料としてこだわる国産米の中長期的な確保などに向け、地域の農業者を応援する取り組みを進める。

同コシヒカリの栽培は2017年から始まり、今年で9回目。今年は6月上旬に岩塚製菓の本社(長岡市)近くにある中山間地の約55アールの圃場に作付けした。自然栽培コシヒカリは農薬や除草剤、化学肥料も使用せず土地の力のみで育てている。

2日は岩塚製菓の新入社員やファームリンクルの社員らが栽培していたコシヒカリを収穫した。稲刈りには岩塚製菓の槙春夫会長も参加した。収穫したコシヒカリは、岩塚製菓グループの「里山元気ファーム」と「新潟味のれん本舗」で販売する予定だ。

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