
文具大手のキングジムは防災ブランド「KOKOBO(ココボ)」を立ち上げたと発表した。2008年以降に発売した約20種類の防災用品を1ブランドに集約し、認知度を高める。オフィス用品の販売網を生かして、企業や自治体、学校などに売り込む。
ブランドの新商品として「災害トイレセット(100回分)」を27日発売する。価格は1万6280円。主力の厚型ファイル「キングファイル」と同じA4サイズと、オフィスで収納しやすくした。
震度6強の地震やオフィスで3日間待機する状況を想定し、10月には「屋根が開く防災テント」(2万4200円)や「自動で膨らむ防災マット」(9900円)といった大型防災用品も投入する。

都内で19日開いた説明会で、開発本部ライフグッズ開発部ステーショナリー・防災課の柘植史織氏は「見える場所に防災用品を並べることで、防災に取り組む姿勢を社内外の人に伝える効果がある」と語った。

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