
新電力のLooop(ループ、東京・台東)は家電などを通信でつないで制御するスマートホーム事業に参入する。新築マンションを扱う不動産会社などにスマートロックやインターホン、家電の制御など50以上の機能を持つ専用機器の販売を始める。
ループが提供する市場連動型の電気料金プランと専用機器を連動させる。30分ごとに変わる電気料金に応じて、家電の使用を促す通知などを表示する。専用機器は8月に完全子会社化した家電制御機器を手掛けるグラモ(東京・豊島)が開発した。
ループは新築マンションを対象に不動産関連会社に販売を進める。通常のインターホンと同じ価格帯で提供する。管理者向けに入退去時や内見時の鍵の受け渡しをデバイス上でできる拡張機能も付けた。販売開始時期は年内に発表するという。
今後は電気やガス、水道料金の決済機能や見守り機能なども追加して、2032年度までに100万台販売する目標を掲げる。
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