
栃木県那須町でテーマパークなどを手がける日本テーマパーク開発(NTD、東京・千代田)は、地域事業の承継と運営を担う新会社を9月22日付で設立したと発表した。社名は「おむすび那須」で本社は那須町高久に置く。既存施設のリブランディングやPR活動も担い、那須の地域活性化につなげる。
第1弾として、那須町にあるイタリア料理店「Gioia Mia(ジョイア・ミーア)」とパン工房「ベル・フルール」を運営するジョイア・ミーア・ガーデンの事業を1日付で引き継いだ。これを皮切りに同社は今後、地域の観光関連事業の承継を進めていく。
日本テーマパーク開発の内藤佐和子社長は「那須には豊かな自然や温泉、グルメなど様々な観光資源がある」と話す。一方、少子高齢化や後継者不足に直面する地域事業者も少なくないという。遊園地「那須ハイランドパーク」などの運営実績のある同社が、事業承継を通じて地域事業の受け皿を担えると判断し、新会社の設立に至った。
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