古野電気は3日、2025年3〜8月期の連結純利益が前年同期比2倍の101億円になる見通しだと発表した。従来予想(1%減の50億円)から51億円上方修正した。日本本社の黒字幅拡大による繰り延べ税金資産の積み増しや、賃上げ額の一部を法人税などから控除できる「賃上げ促進税制」の適用で、税負担率が低下する。
売上高は9%増の686億円を見込む。従来予想から41億円上振れする。商船向けの機器は、中国の造船会社の建造能力拡大を受けて販売が増えた。プレジャーボート向けは新商品の販売好調に加え、トランプ米政権による関税強化をにらんだ前倒し需要が生じた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。