志賀高原観光協会(長野県山ノ内町)は10月から公式サイトで生成AI(人工知能)によるチャットボット機能を導入した。公式サイトに掲載している情報のほか宿泊施設に関する外部サイトの口コミや予約状況、各スキー場のゲレンデ情報などを収集し、旅行者からのホテル選びや観光プランに関する質問に対応する。

1日から導入した「おこみんAI」はベータ版(試用版)で、10月下旬に正式版の提供を始める予定だ。観光庁の「観光DX推進による地域活性化モデル実証事業」に採択されている。チャットボットは交通や飲食店情報を答えるだけでなく、「1泊2日で紅葉を満喫したい」といった質問に対して口コミ情報などをもとに観光プランも提案する。

24時間対応、英語も対応できる問い合わせ窓口としても活用し、観光協会の業務効率化につなげる。また、旅行者がチャットボットで質問した内容や観光サイトのデータ分析を通じて、宿泊事業者などへのマーケティング支援も進める。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。