協定を結んだ石垣市の中山義隆市長㊥ら(7日、沖縄県石垣市)

ヤマハ発動機は7日、沖縄県石垣市や八重山森林組合と脱炭素で持続可能な地域づくりを目指す連携協定を結んだと発表した。同市の森林資源から自然資本クレジットを生み出し、森林経営の健全化や地域の活性化につなげる。

市が保有する西表石垣国立公園の一部と周辺の森林を合わせた約990ヘクタールで取り組む。同地は原生状態に近い自然環境で保全の観点から林業での収益化に課題があった。国が認証する「J―クレジット」を創出し、持続可能な経営を目指す。

ヤマハ発は同市由来のJ―クレジットを購入して林業支援に取り組む。無人ヘリコプターで樹木の位置や幹の直径などを計測する森林のモニタリングも担う。

観光面でも連携する。ヤマハ発が手掛ける電動アシスト付きマウンテンバイクを活用したコンテンツなど、自然やアクティビティーを楽しむアドベンチャーツーリズムも後押しする方針だ。

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