JR東日本が東京駅に設置するホームドアのイメージ=同社提供

JR東日本は7日、東京駅で新幹線のホームドアを2028年度末から順次設置すると発表した。同社は東北新幹線や上越新幹線など5つの新幹線路線があり、運行車両もそれぞれ異なる。QRコードを読み取り、どの車両が到着したかを自動で判別し、開閉するホームドアを変える仕組みを導入する。

28年度末に東京駅の20・21番線で、29年度末に22・23番線でそれぞれ導入を予定する。

ホームドアの開閉にQRコードを活用するのは都営地下鉄を運行する東京都交通局が先行する。同局では列車がホームに入ると車両のドアに貼られたQRコードをホーム上のカメラが読み取り、何両編成かや扉の数を判別してホームドアを開閉する仕組みだ。

これまでJR東の新幹線では通過駅の風圧対策としてホームドアを設置するケースがあった。旧国鉄時代からの東北新幹線や上越新幹線の駅では設置が遅れていた。今後は乗客の列車接触や線路への転落防止のためにホームドア設置が必要とし、まずは1日平均で7万人以上が利用する東京駅の新幹線ホームから導入を進める。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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