
小林製薬は8日、梅肉エキス製品を生産していた子会社の梅丹本舗(和歌山県紀の川市)を12月末に解散すると発表した。小林製薬の旧大阪工場から梅丹本舗の工場に紅麹(こうじ)原料の製造設備を移管していたが、健康被害問題の発覚後に操業を止めた。梅肉エキス製品の生産も停止し、債務超過に陥っていた。
小林製薬が梅丹本舗に対して保有する債権の一部を放棄し、債務超過の状態を解消した上で吸収合併する方式を取る。小林製薬は「完全子会社との合併であり、連結業績に与える影響は軽微」と説明している。
梅丹本舗の工場は6月末に閉鎖した。同社の2024年12月期の単独決算は、税引き損益が4億7500万円の赤字(前の期は8595万円の赤字)だった。
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