
城西国際大学(千葉県東金市)の観光学部の学生が、市特産のプラムを使ったオリジナルのクラフトビール「東李-TOURI」(330ミリリットル、税込み830円)を開発した。プラムのジューシーな香りとさわやかな酸味が特徴だ。10日から市内の道の駅「みのりの郷東金」などで販売する。
学生10人が4月から開発に取り組んだ。市内の安井農園でサマーエンジェルという品種のプラムを収穫。千葉県浦安市の祭醸造でプラム40㌔を原料に260㍑限定で醸造し、ラベルのデザインも考案した。
東金と李(すもも)から「東李」と名付けた。コンセプトは「ぷら酔い」で、「プラムのようにほんのり甘く、心地よい酔いを楽しむ」との思いを込めた。
3年の金子裕人さん(20)は「みんなと話し合いを重ねながら方向性を決めていった。完成できてよかった」と振り返った。指導した柴崎小百合准教授は「学生たちはものづくりに携われて、地域の方とも連携できた。学びがとても多かった」と結んだ。
今月2日に試飲会があり、参加した安井農園の安井一吉さん(63)は「プラムをビールにする発想はなかった。思っていた以上においしいし、味も香りもよく、東金産プラムの良さが生かされている。ヒットしそうだ」と期待した。【高橋秀郎】
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