華やかな甘みが特徴のこんにゃくビール(7日、群馬県庁)

群馬大学と浅間高原麦酒(群馬県嬬恋村)は7日、共同開発した「こんにゃくビール」の第3弾を売り出した。これまでのエールタイプとは使う酵母や発酵方法が異なるピルスナータイプで、群馬特産のコンニャクイモ由来の糖化液を原料に用い、県産の麦芽大麦も95.5%使った。

1本は330ミリリットルで704円。550本を県内の一部コンビニエンスストアや道の駅などで販売するという。浅間高原麦酒の黒岩修社長は「甘みが残り、華やかな香りのビールになった」と話す。

こんにゃくビールを手にする関係者ら(7日、群馬県庁)

群馬県が国内生産の9割超を占めるコンニャクイモは、需要減少などで取引価格が近年低迷している。用途拡大を目指し群馬大食健康科学教育研究センターがコンニャクイモに含まれる食物繊維「グルコマンナン」を分解して糖化液にする技術を確立。東和銀行の仲介で同大と浅間高原麦酒が連携しビールを開発した。

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