日立製作所が8日、リサイクル材料の取引を仲介するプラットフォーム構築に向け、三菱UFJ銀行と協業を検討する基本合意を結んだと発表した。日立は2026年度のサービス提供を目指し、再生材料の取引基盤を構築している。今回の合意によって売り手となる中小リサイクル事業者を支援する金融機能の実装を目指す。
日立は子会社で商社機能を持つ日立ハイテクとともに、プラスチックなどのリサイクル材料の売り手と買い手を引き合わせるフリマアプリのようなサービスの実用化を目指している。三菱UFJ銀行が加わることで、売買が成立した際の売掛債権を早期に資金化する機能を提供できるとみる。
参画する中小規模事業者が資金調達しやすい環境を整え、プラスチック廃棄量の削減などにつなげる。
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