
ソニーは8日、スポーツ選手の位置情報や心拍、走る速度などを把握する技術を持つ英スタットスポーツグループを買収したと発表した。株式の過半数を取得し子会社にした。取得額は公表していない。成長領域に位置づけるスポーツ事業に力を入れる。
スタットスポーツは2008年に設立された業界大手だ。ブラジャー型のウエアラブル装具を主力製品にしている。
「走行距離」「走行スピード」「加速・減速」「体の傾き」など70以上の指標に基づいて、試合や練習中の選手の状態や異変をリアルタイムにコーチや医療スタッフに共有する。これまでにサッカーや野球、ラグビーなど世界で800のスポーツクラブや代表チームが採用している。
ソニーは傘下に審判判定支援の英ホークアイ・イノベーションズや選手の動きをデータ化して分析する米キナトラックスを持つ。傘下の企業の技術と組み合わせて選手のパフォーマンス向上、エンタメ領域の可能性を広げる。
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