
日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは9日、両社が経営統合して誕生する新会社の名称を「ARCHION(アーチオン)」にすると発表した。新会社は2026年4月1日の上場をめざす。両社のトラックの国内生産拠点を、28年末までに5工場から3工場に集約する。
三菱ふそうの中津工場(神奈川県愛川町)の生産機能を三菱ふそうの川崎製作所(川崎市)へ集約する。中津工場は生産終了後、土地を売却する。日野自動車の羽村工場はトヨタ自動車に譲渡する。
新会社の最高経営責任者(CEO)には三菱ふそうのカール・デッペン社長、最高財務責任者(CFO)には三菱ふそうのヘタル・ラリギ氏がそれぞれ就く。統合後も日野自動車と三菱ふそうのブランド名は残り続ける。
日野自と三菱ふそうは6月に経営統合で最終合意した。両社を100%子会社とする持ち株会社にはそれぞれの親会社のトヨタ自動車と独ダイムラートラックが出資する。出資比率は各25%で主要株主となる。
【関連記事】
- ・日野自、逆風下の水素トラック発進 ダイムラーとの連携に活路
- ・日野自動車・三菱ふそう新会社、26年4月に上場 経営統合で最終合意

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。