住友生命保険が9日発表した「わが家の台所事情アンケート」によると、調査対象者の26%が「家庭用米の価格が高すぎて購入を控えたときがあった」と回答した。約8割が物価上昇が家計に影響を与えていると回答しており、そのうち9割以上が食費に影響を与えていることも明らかになった。

全国の20〜60歳代の会社員や公務員計5484人を対象にインターネットを通じてアンケートを実施した。調査期間は9月4〜8日。

物価上昇の家計への影響について、「ある」または「少しある」と83%が回答した。このうち影響があった項目を複数回答可で聞いたところ、91%が「食費」を挙げた。そのほか電気代(62%)、日用品費(46%)が続いた。

「2025年の『令和の米騒動』によって、米の購買行動に変化はありましたか」と投げかけ、複数回答可で変化の内容を聞いた。「家庭用米が売り切れていて購入できないときがあった」との回答が24%となった。「備蓄米を購入したことがある」と回答したのは20%だった。

アンケートでは5キログラム当たりの適正な家庭用米の価格についても聞いた。3割以上が2000円以下が適正価格だと回答。回答から算出した平均価格は2709円で、調査時点の全国のスーパーの平均販売価格(4155円)と大きく差が開いた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。