
コニカミノルタはベトナムの政府機関や現地企業と呼吸器疾患の診断支援などで共同研究すると発表した。コニカミノルタが持つX線動態解析のノウハウを生かす。現地医療の質の向上に貢献し、医療機器ビジネスの成長につなげる。
ベトナムの政府機関である国家イノベーションセンター(NIC)、現地の大手IT企業FPTグループの傘下企業と3者で、共同研究に向けた基本合意を結んだ。呼吸器の病気の診断支援や、医療リポートの自動生成などで協力する。医師の負担軽減を目指す。
コニカミノルタは肺のX線画像について、動画の状態で分析できるX線動態解析で高い技術をもつ。同機能を備えた解析装置を世界で400台以上販売している。
ベトナムは国として医療のデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいる。コニカミノルタは共同研究を通じて大量の肺疾患の画像データベースを構築し、画像診断支援に関する人工知能(AI)の開発にいかす。開発したAIはベトナム以外の国・地域への展開も目指す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。