新潟県が公表した2025年県産米の検査状況によると、9月末時点で主力のコシヒカリの1等米比率は79.1%だった。県が検査機関に聞き取った数値をまとめた。24年産(3月末時点の速報値)を5ポイント上回った。県産米の等級検査の進捗率は全体の6割程度で、今後数値は変動する可能性もある。
コシヒカリ以外の1等米比率の状況では、早生(わせ)品種のゆきん子舞が86.1%、こしいぶきは67.7%だった。こしいぶきは7月ごろの猛暑などの影響で、24年産の89.0%を大幅に下回る状況になっている。晩生(おくて)品種の新之助は検査が進んでいないこともあり99.5%を記録している。
県が開発した高温耐性がある極早生品種「新潟135号」は県内11地域13カ所で試験栽培をしていたが、12カ所で1等米となった。県の担当者は「7月の暑さが心配だったが、いい結果となった。改めて優れた高温耐性があることを確認できた」と話している。
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