
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)が9日発表した2025年3〜8月期連結決算は、最終損益が12億円の赤字(前年同期は21億円の赤字)だった。傘下の食品スーパー、マルエツやいなげやの販売が堅調で赤字幅は縮小したが、原材料価格の高騰を転嫁しきれず、人件費の増加も重荷となった。

売上高にあたる営業収益は前年同期比33%増の4779億円だった。24年11月に完全子会社化した、いなげやの営業収益は1093億円とUSMH全体の20%強を占めた。いなげやを除くスーパー3社の既存店売上高はいずれも前年同期比でプラスだった。営業利益は1億6800万円の黒字(同6億5000万円の赤字)だった。
26年2月期の業績予想は据え置いた。営業収益は前期比21%増の9798億円、純利益は48%増の12億円を見込む。井出武美社長は9日の決算説明会で「上期の業績は危機感を感じている。グループ一体で共同販促、コスト構造改革を進めていきたい」と話した。
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