農林水産省は10日、2024年度の食料自給率(概算値)が、カロリーベースで38%になったと発表した。4年連続で同水準だった。30年度に45%まで引き上げる政府目標にはほど遠く、達成に向け、生産性の向上や増産など、一段の取り組みが求められている。
24年度は、自給率が99%と高水準のコメの1人当たり消費量が前年度から増加したほか、サトウキビなど砂糖類の生産が増え、自給率にプラスに働いた。一方で、九州地方の天候不順などで生産減となった小麦や、西日本の高温や干ばつが響いた大豆はマイナス要因だった。
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