PFUが展示したエッジAIコンピュータ(14日、千葉市)

リコー傘下のPFU(石川県かほく市)は14日、手のひらに収まるサイズの人工知能(AI)コンピューターを公開した。オフィスや工場など場所を問わず設置でき、AIに特化するため省電力で駆動できる。米クアルコム製の半導体を搭載した。

千葉市で開催中のデジタル技術の見本市「CEATEC(シーテック)2025」で「エッジAIコンピュータ」を展示した。AI搭載パソコンなどと比べて省電力で、安定した性能が出せるのが特徴という。

クアルコム製のAI半導体を搭載し、性能を高めた。PFUは10日、クアルコムとエッジAIのプラットフォーム開発で協業すると公表していた。

PFUはエッジAIコンピュータを活用した在席状況の可視化システムを展示した(14日、千葉市)

現状で発売時期や価格は未定。シーテックでは活用事例の一つとして、カメラ映像を組み合わせたオフィスでの在席状況の確認システムを展示した。

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