川内原発(鹿児島県薩摩川内市)

九州電力は14日、川内原子力発電所1号機(鹿児島県薩摩川内市)の定期検査を16日から始めると発表した。2026年1月16日の通常運転復帰を予定している。

川内原発1号機の出力は89万キロワット。検査期間中、燃料集合体157体のうち一部を取り換える。緊急時の原子炉冷却に使用する給水ポンプを運転操作が簡単なものに交換するほか、メーカーを海外製から国内製に切り替えて安定調達を図る。12月18日に原子炉を起動し、発電は12月21日に再開する予定だ。

同社は現在、玄海原発4号機(佐賀県玄海町)の定期検査で主蒸気系統の検査に使用する弁に不具合を確認し、運転再開を延期している。原発2基が同時に運転を停止することになる。「11、12月も予備率は20%以上を確保できる見込みで安定供給に支障はない」(担当者)という。

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