東洋紡エムシーが開発する樹脂は電子機器の基板用接着剤として使われる

東洋紡エムシー(大阪市)は研究棟を同社の堅田サイト(大津市)に新設すると発表した。耐熱性や接着性、柔軟性に優れる共重合ポリエステル樹脂をはじめとした機能樹脂製品を研究・開発する。建物は地上2階建てで、延べ床面積は約1800平方メートル。2026年8月の竣工を予定する。

このポリエステル樹脂「バイロン」はスマートフォンや液晶モニターに使われる基板向けの接着剤のほか、塗料や低圧封止材に用いる。電子材料分野に用途拡大が見込まれており、製品開発力を強化する。その拠点となる研究棟には共同実験スペースを設け、社内外との連携を深める。

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