イオン九州の25年3〜8月の営業収益は同期間として最高となった(福岡市のマックスバリュエクスプレス吉塚駅前店)

イオン九州が14日発表した2025年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比80%増の35億円だった。物価が高騰するなか、セールなどで客数を増やし食品の販売が好調だった。売上高にあたる営業収益は4%増の2717億円と同期間として過去最高となった。

食品は売上高の約8割を占める。総合スーパー(GMS)では4%増え、衣料品の販売減を補った。

記者会見する中川伊正社長(14日、福岡市)

利益率の高い総菜や冷凍食品の販売を強化し、粗利益が増えた。3年連続で賃上げする一方、IT活用で店舗運営を効率化し販管費の伸びを抑制した。テナントとして出店する際に差し入れた保証金の回収益12億円も利益を押し上げた。

26年2月期通期の連結業績予想は据え置いた。営業収益は前期比4%増の5510億円、純利益は12%減の53億円を見込む。

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