
東宝は15日、2026年2月期の連結純利益が前期比10%増の475億円になる見通しだと発表した。前期比横ばいの従来予想を40億円上回り、2年ぶりに最高益となる。映画「国宝」や「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来(あかざさいらい)」の大ヒットが収益を押し上げる。
事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、534億円)は下回った。売上高にあたる営業収入は15%増の3600億円になる見通しで、従来予想を600億円上回る。営業利益は微増の650億円を見込む。従来予想から80億円引き上げた。
あわせて約175億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。発行済み株式総数(自己株を除く)の1%にあたる200万株を上限に買い付ける。取得期間は16日から11月13日まで。
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