出前館は15日、2026年8月期の連結決算は最終損益が40億円の赤字(前期は49億円の赤字)になる見通しだと発表した。経費削減や利用拡大に伴う増収により採算が改善し、赤字幅が縮小する。最終赤字は8年連続となる見込み。

売上高は11%増の441億円を見込む。LINEヤフー会員の宅配送料を無料にしたほか、一部店舗で宅配商品を店頭価格と同額で提供する値下げ施策で注文数が増える。

同日発表した25年8月期の連結決算は、売上高が前の期比21%減の397億円、最終損益が49億円の赤字(前の期は37億円の赤字)だった。物価高で消費の選別が厳しくなり、店頭価格より割高になりやすい料理宅配を敬遠する動きが広がった。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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