
JR西日本は15日、大阪・関西万博後の西日本エリアにおける観光促進を目的とした「動け、好奇心。」キャンペーンを始めたと発表した。約70の企業・団体と連携し、グルメや観劇など体験型のコト消費にあわせた旅行商品やイベントを展開する。25年度中にのべ10万人の利用を想定する。
JR西の倉坂昇治社長は同日の記者会見でキャンペーンのねらいについて「万博閉幕後の旅行の動機づけとして、好きな体験をできるよう後押ししたい」と話した。JR西によると万博会期中(4月13日〜10月13日)、万博を起点に推計80万人が西日本各地を周遊したという。
ぴあが提供するスポーツや音楽ライブなどのチケットをJR西の観光ナビ「tabiwa by WESTER」で販売できるようにする。阪急電鉄や大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)、奈良交通など関西の大手鉄道・バス8社との協業も深化する。共通QR乗車券「ONE KANSAI」を、関西の大手鉄道各社などで提供しているアプリ「KANSAI MaaS」で発売する。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイや宝塚大劇場と組んで入場チケットや特典付き旅行プランを企画する。各地のテレビ局や新聞社、自治体とも協業を予定している。

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