
京阪バスは16日、京都市中心部の観光地や繁華街を循環する観光バス「京都セントラルライン」を、11月1日から2026年1月末まで運行すると発表した。京阪電気鉄道の三条駅から、祇園や二条城、平安神宮などを巡る。観光客が集中する京都駅や市バスの混雑緩和につなげる。
オーバーツーリズム対策の一環として観光庁の補助金を活用して実証運行する。大型バス1台が8つの停留所を1日7周する。料金は1回の乗車につき大人500円、子ども250円。京都市交通局が販売する「地下鉄・バス1日券」でも乗車できる。
京都では観光客が京都駅に集中することが課題だ。バスを使えば三条駅を拠点として、京都駅を通らずに観光地を巡ることができる。
利用状況をみて2026年以降も運行を続けるか検討する。同社の担当者は「路線バスと異なり、大きい荷物をトランクに積んで移動できるのが強みだ」と話す。
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