TOPPANは営業利益予想を引き下げたが純利益予想は据え置いた

TOPPANホールディングスは16日、2026年3月期の連結営業利益が前期比7%減の790億円になる見込みだと発表した。従来予想は8%増の920億円で、一転減益となる。連結子会社だったテクセンドフォトマスクが東証プライム市場への上場に伴い持ち分法適用会社に変わり、連結範囲から除外されるため。一方で純利益予想は据え置いた。

売上高は6%増の1兆8170億円、経常利益は微増の900億円を見込む。それぞれ630億円、70億円下方修正した。TOPPANによるテクセンド株の所有割合は50.1%から46.6%に下がる。

純利益予想は変えなかった。前期比28%減の650億円を見込む。テクセンド株の持ち分が減ることはTOPPANの純利益の減少要因だが、他の施策で補うという。TOPPANは「現中期経営計画の達成に向けた政策保有株の縮減など様々な取り組みの状況を総合的に勘案して純利益予想を据え置いた」とする。

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