
スターバックスコーヒージャパン(東京・品川)は17日、全国のスターバックス店舗とオンラインサイトで販売する家庭用コーヒー豆を11月10日から値上げすると発表した。コーヒー豆の仕入れ価格が高騰しており転嫁する。値上げ幅は40〜300円。1袋当たり250グラムの「ハウスブレンド」は1480円と従来から160円引き上げる。
約40品目の家庭用商品で価格を引き上げる。ギフト用の詰め合わせ商品やスーパーなど小売店で販売する商品の価格は据え置く。値上げ幅が最も大きいのはコーヒー豆「コロンビア」で、従来の1440円から1740円になる。
スタバ店舗で100グラムから販売する量り売りの価格も引き上げる。例えば「ハウスブレンド」を100グラム購入した場合は680円と、従来から151円高くなる。
同社は南米やアフリカなどからアラビカ種のコーヒー豆を仕入れている。主要生産国のブラジルでは天候不順による不作で価格が高騰している。国際指標となるニューヨーク先物の2024年の平均価格は1ポンド231.65セントと20年比で約2倍になった。
同社は22年4月にもコーヒー豆の仕入れ価格の上昇を背景に家庭用商品で90〜300円値上げしていた。家庭用商品の値上げは3年半ぶりとなる。25年2月には店舗によってメニューの価格を変える立地別価格を導入したことで、一部店舗では値上げとなっていた。

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