
日本コカ・コーラは17日、東京・渋谷でペットボトルの正しい分別を啓発するイベントを始めた。自動販売機の横にあるリサイクルボックスの誤った使い方を展示し、正しい分別を促す。アンケートに回答した来場者に、同社製品を無料で1本配る。渋谷道玄坂広場(東京・渋谷)で、19日まで3日間限定で開く。
イベント名は「崩壊リサイクルボックスをなくそう展」。正しく使われていない「崩壊リサイクルボックス」を、周りにペットボトルが置かれた「お供え型」や、テイクアウトのカップが刺さった「触角型」などと名付けて展示した。

日本コカ・コーラは全国に約80万台の自動販売機を設置している。飲料容器専用のリサイクルボックスの回収物に、お菓子の袋などの異物が3割ほど含まれるという。ごみのポイ捨てが「崩壊」のきっかけになり、リサイクルを妨げると消費者に訴える。
回収したペットボトルが新たなペットボトルに生まれ変わる仕組みなども紹介する。日本コカ・コーラの担当者は、同日開いたメディア向けの取材会で「業界のリーダーとして消費者に課題を伝え、一緒に解決する責任がある」と話した。

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