ブランドロゴが商標登録された「果汁グミ」

明治ホールディングス(HD)の食品子会社の明治は17日、グミ「果汁グミ」のブランドロゴが商標登録されたと発表した。果汁グミは1988年から販売しており、認知度が高いことから例外適用として登録された。

一般的な名称や品質を表すだけの文字は識別力が無いため、原則商標登録されない。果汁グミは24年2月に「やや右上がりの『果汁グミ』の文字デザインは普通に使用されている程度」として識別力がないとみなされ拒絶されていた。24年5月に再度審判を請求し、25年9月に例外適用として登録された。

商標グループの長尾美紗子氏は「果汁グミをあからさまにまねしている商品は多くないが、果汁が入ったグミという意味合いで、商品の説明で果汁グミと書かれてしまうことがある。ブランドを守るためには文字での権利をとる必要があると考えた」と話す。

果汁グミは、生果汁に換算すると製品重量の100%に相当する濃縮果汁を使うように設計している。明治はグミ「コーラアップ」で日本で初めてグミを発売した。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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