
多摩都市モノレール(東京都立川市)は17日、スタジオジブリ(小金井市)のアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」のラッピング車両の運行を始めた。4両1編成で、それぞれの車体に物語の印象的な場面をデザインした。運行期間は12月21日までで、作品の舞台となった多摩地域の自然の魅力をアピールする。
車内には多摩の30市町村の魅力的なスポットなどを紹介するポスターを掲出。多摩動物公園駅(日野市)では映画制作の準備段階で描かれたイラストを展示する。東京都の小池百合子知事は車両基地で開いた出発式で「ジブリのモノレールを楽しみながら、車窓から多摩の景色を眺めていただきたい」と挨拶した。
映画は1994年に公開された故高畑勲監督の作品。スタジオジブリの西岡純一執行役員は「ニュータウン開発に反対するタヌキたちがテーマだが、最後は人間に溶け込んで、人間の世界の中で住んでいこうという前向きな作品」と紹介した。

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